”abstract blues”@秋葉原CLUB GOODMAN

"abstract blues"@秋葉原CLUB GOODMAN
石橋英子吉田達也
飛頭(ミドリトモヒデ(as),イトケン(ds),菊地雅晃(b),塚本晋一(key))
JON(犬)
mi-ne


今回の客席は椅子席あり。こういうライヴハウスの場合だと誰も前に座らないので前に座る。


まずはmi-ne。
前面にコンガが並べられ、ジャンベもあって、パーカッションのお三方。後方にはツインドラムが控え、ベースの方。左手にキーボード、ギター。右手にサックスのお二方。と10人という編成。
やはり三人が叩き出すパーカッションを中心に展開し、何とも興奮しましたわ。


JON(犬)
幕が上がると、足踏みオルガンにオオカミの着ぐるみで、この何ともいえないシチュエーションに客席がざわざわ。写真を撮る人多数で、なんだか撮影会な感じ。
そんなことはお構いなくマイペースで演奏は続きます。何ともかわいらしい声とシュールな歌詞に、終わると「はい」と一言付けるのに、思わず笑いが漏れます。着ぐるみも見上げるとオオカミの目がくっきり浮かび上がります。
アカペラで知久寿焼さんとの共作「いたわさ」も聞け、何年も前に初めて見た時に印象深かった「かわくだり、かわくだり、男の世界〜」も聞けて嬉しかったなぁ。


飛頭
ぐっと雰囲気は変わって、かなりジャズ。とはいえ菊地さんのベースはエフェクターを駆使して音を揺らしたり、淡々とした感じに、やはりどこか変わった雰囲気を醸し出してましたね。でもアウェーな感じは否めず。


さて石橋英子(key,fl,vo)+吉田達也(ds,vo)
やわらかいポップな感触の石橋さんの曲から始まります。吉田さんは鋭い畳み掛けるドラムに、高音ヴォイスのコーラス。石橋さんはキーボードで、時折フルートを吹き、程よく浮遊感のあるヴォーカル。
二曲目は是巨人の「詩人と農夫」。続いて戸川純バンドの不採用の曲、こちらもツインヴォーカルで、MCでは吉田さんが戸川純ばりのヴォーカルを、と言ってましたね。続いてルインズのカバー。
「超即興」の告知を含むMCを挟んで、SOFT MACHINEの「ヒー・ライズ・パーフェクトリィ・スティル」、THIS HEATの「Twilight Furniture」のカバー、こちらもツインヴォーカルですが、ここでは吉田さんの低音ヴォイスが響き渡ります。後半、石橋さんはメロディオンを奏で、吉田さんが呻き、スモークは何だか多めに撒かれ、何だかホラーでした。
後半からアンコールと石橋さんの曲で締めてました。