8/4 ドゥナー/Sachiko M/大蔵 トリオ&ONJQ@新宿PIT INN

昼の部とはいえ、椅子席はほぼ埋まって立ち見も出てたかな。


第1部はドゥナー/Sachiko M/大蔵 トリオ。
アクセル・ドゥナー(tp)SachikoM(sinewave)大蔵雅彦(as)


始まる前に、静寂の中でゴーッと鳴り響いてた空調が止められ、会場は緊張と熱に包まれていきます。
ステージは照明もあって、凄まじい暑さだったと思われますが、そんなこととは無縁の演奏が繰り広げられました。
このような場で演奏を見る時に団扇で扇ぐ行為は無粋であろう。

ドゥナーさんは傍らにミキサー卓を設置して、時折音を調整しておりました。
大蔵さんのサックスは、終始空気の摩擦音を出し、ドゥナーさんも、水道管の音というか排気口から聞こえる地下鉄の音というかの、摩擦音を出してました。小型マイクをトランペットの管の途中の部分に付けてましたね。そこに息を吹きかける場面もありました。SachikoMのサイン波も薄い膜を張るように微音。

後半、しばらく沈黙があり、これもなんともいえませぬ。

聞こえるというより感じるといった方がいい微音が響き渡りました。


第2部はONJQ
大友良英(g)津上研太(as)アクセル・ドゥナー(tp)水谷浩章(b)芳垣安洋(ds)


始まる前に大友さんが「ユリイカ」を爪弾いてましたね。

「Flutter」から始まります。ここではドゥナーさんも通常のトランペットで吹き出しソロをとります。
やはり「ユリイカ」を演奏してました。

ラストのオリジナルの曲では大友さんが轟音を出すよりも一音一音弾きだす場面の印象が強かったです。