MUMU/る*しろう@吉祥寺MANDA-LA2

1/22 MUMU/る*しろう@吉祥寺MANDA-LA2

MUMU
植村昌弘(ds)中根信博(tb)坂元一孝(key)

お初であります。
始まる前に植村さんから、踊れる音楽ではないのでどうぞ座って快適な状態で聞いてくださいとのアナウンス。

ゆるやかな音色に、めくりめくリズムに精緻極まりない展開。
印象としては音自体はポップで聞きやすく、リズムは混迷を極めている感じです。
これはなんともはまります。
植村さんの音の粒だったタイトなドラムはすこぶる気持ちよく、あまりの整然さがなんとも面白いです。


る*しろう
金澤美也子(key,vo)井筒好治(g)菅沼道昭(ds)

座席で見るのは初めてになるかな。
スタンディングで見るのはすこぶる楽しいけど、こういう雰囲気のハコでももっと見る機会が欲しいですな。
祭囃子のような賑やかさに緩急いり乱れる展開で非常に魅力的。
美也子さんは鍵盤上を跳ね回るような弾きっぷりに、演奏する喜びを噛み締めるような豊かな笑顔はもはや顔芸を超えた域。
電光石火の如く巻き込んでいくギターに、ダイナミックなドラム、加えて野太いコーラスが素敵でございます。

楽譜が譜面台に固定されないところ、植村さんがすかさずガムテープを持ち出してまして、植村さんのポシェットの出で立ちがあまりにはまり過ぎでおりました。


MU*しろう

MUMUとる*しろうの混成セッション。
これがさらにまたとんでもない。
MUMUの楽曲に美也子さんのムーディーなヴォーカルがのる場面もありましたな。
あと今夜の裏テーマとして、植村さんと菅沼さんのツインドラム。
しなやかにガチッとした音の菅沼さんのドラムに、植村さんのドラムがほどばしっておりました。

この日は植村さんのペダルのストラップが切れるハプニング。新年早々ピアノの弦が切れたり、なんとも不穏でございますな。


いやぁ、どちらも凄まじい難曲がてんこ盛りですが、非常に面白い取り合わせで楽しめましたな。
年末年始にかけて植村さんを見る機会が増えましたが、いやぁもっと見たいところです。