『Rock, Blues, Sugar and Spice !!』@横浜thumbs up

4/17 「Rock, Blues, Sugar and Spice !!」@横浜thumbs up
・パンチの効いたブルース
長見順(g,vo)かわいしのぶ(b,vo)GRACE(ds,vo)
ズクナシ


ズクナシはギターヴォーカル、ベース、ドラム、キーボードの女性四人組。RaBiRaBi×Pikoの国立地球屋でのレコ発での濃厚な演奏を目の当たりにして、これは是非パンチの効いたブルースとの対バンが見たいなぁと思ってたら、その日のフライヤーに早速載っていてべっくらこきまして、いやぁこれこそ神ブッキング。
・・・と思って鼻息荒く赴いたら一番乗り。殆ど関係者のようでお客はみんな遠巻き。ステージ前にかぶりつきの男1名。世知辛い世の中である。
世を儚んでいたら、なんとステージ脇には機材が並べられてあって、そこに鎮座するはONJOなどでお馴染みの近藤祥昭さんが。あわわわ。


まずがズクナシ
ファンキーでソウルフルな雰囲気。ヴォーカルの方はソウルダイナマイトな声を響かせていて、とても素晴らしい。演奏もタイトでグイグイ引き込まれましたな。
かぶりつき1名な私奴のところにヴォーカルの方が向かってきたり、盛り上げ方もさすが百戦錬磨(日本中飛び回って演奏されている模様)。


さてパンチの効いたブルース。
のっけからGRACEさんの叩きっぷりが凄まじい。どんな感じかと申さば山開きというユニットのフライヤーに載っている絵を見てもらえば伝わるだろう。
横浜ということで、お馴染みの「舟歌」も楽しい。しのぶさんが歪みを効かせて、ベースをアンプにゴツンッ。長見順さんの濃厚な歌いっぷりに、鋭く炸裂するギターがたまりませぬ。
アンコールは怒涛の「一家離散の歌」。
長見順さんはマダムギターのツアーを終えたばかりだが、この三人での演奏は極悪さが際立っていて、またとんでもないです。

この方々の素晴らしさを垣間見るには、無料配信されている「大地を叩く女」を見た方がいいようだ。