板橋文夫,井野信義,小山彰太,太田惠資@横浜DOLPHY

4/27 板橋文夫,井野信義,小山彰太,太田惠資@横浜DOLPHY


丁度一ヶ月前あたりにこのメンバーでの演奏は見ていたのですが、その時は久し振りのためか何だかトリオ+1な感じで、いまいち乗り切れなかったのです。なので桜木町で迷いましたが、やはりここは野毛方面へ。

今回は真ん中あたりに座ろうとしたけど、横に石田さんがいてそわそわしてしまうので、すごすごと指定席へ。ここ最近DOLPHY行くといつもここ。

太田さんは一曲目のインプロを終えて二曲目以降は青いエレクトリックヴァオリン仕様だったのも個人的には嬉しい展開。

太田さんをフューチャーした「モッロコの・・・」。怪しげな旋律を、板橋さんと彰太さんの打ち鳴らす鐘がさらに際立たせる。
小気味よく躍動感溢れる曲で、否がおうにものらずにはいられません。
鳥の音が鳴り渡るようなかわいい曲もありました。
緩やかな始まりからサビで一気に涙腺を緩んでしまう展開の曲は、さらにたまらないです。
印象的だったのは、板橋さんらしからぬ荘厳で沈み込むような旋律が弾かれ、板橋さんと太田さんの狂おしい旋律がたまりません。終盤はテンポがあがり、炸裂疾走していきました。何だか歴史の重みが伝わってくる感じで、イスラエルのことがきっかけになったのかな。板橋さんの前にも楽譜があったのでカバーかもしれませぬが。いやぁ、引き込まれた。
「ハバリガニ」で爆走し、締めは緩やかな曲でした。

小山彰太さんの鬼の叩きっぷりと圧倒的な音圧で鳴る一打一打に、井野さんの巨木な佇まいで鳴る音が、さらに際立ち凄まじい演奏でした。

本編が終わって、不思議とアンコールの拍手が起きなかったのも、圧倒的な素晴らしさだった証でございます。