山本精一『霊歌宴』(霊を歌う会)@高円寺無力無善寺

12/23 山本精一『霊歌宴』(霊を歌う会)@高円寺無力無善寺
opening act:shibata emico(自縛霊?)


高円寺のガード下をトボトボ進んだところに見るからに怪しげな感じで無力無善寺がある。
10人以上は並んでいる。入れるのか?何とか無事入れそうだ。会場ではお経が流れている。
前列2列ほど座りで後は立ち見。


まずはshibata emicoさんの演奏。
ギター弾き語りに鍵盤弾き語り。
しっとりとした雰囲気で、無善寺とは思えぬ正統派でした。


さて山本さんの演奏。
セッティングに時間がかかるので、外に出た方がいいですよと声かけてました。立ち見で女の子優先にしてなぞ。
山本さんはいつもの黒のストラトを手に、その場に雑魚座りで、前に何枚かの皿に蝋燭をたててました。

今回は霊を歌う会ということで、そんな雰囲気の彼岸な歌ばかり。
彼岸の歌なのに、なんだかボヤキ調。
魔法使いサリー」のカバーもあって、ヤンパラヤンヤンヤンってがなってました。そういえば昨日のベツニ・ナンモ・クレズマーでも聞いたんで何か聞けて嬉しい。
その後も「失恋レストラン」や「雪の降る町」が織り交ぜられたり、「Let it be」だったり。
戦争を知らない子供たち」が「前世を知らない子どもだち」に変わってたりと。
個人的には「老人と子供のポルカ」が聞けたのはすこぶる楽しい。ズビズバ パパパヤ やめてケレ やめてケレ やめてケレ ゲバゲバ〜♪

本編は終わりです、と言ってもすし詰めの会場でハケることも出来ずに、そのままずるずる。
「まさおの夢」「腰まで泥まみれ 」「泣いてたまるか」「夢の半周」など。

ダラダラ展開すること思いきや、切れ目なく歌ってました。
何だか妙な雰囲気が漂っていて、これまでになく面白いライヴでしたね。