不破大輔テニスコーツ(さや,植野隆司)川口義之,外山明@関内エアジン

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不破大輔(b)テニスコーツ(さや(vo,p,key),植野隆司(ag))川口義之(as,recorder,etc)外山明(ds)@関内エアジン


外山さんのドラムはもちろんヨコ向き。
テニスコーツは最近はずっとアコースティック編成で、この日の植野さんも終始ガットギターを使用。


ますは不破さんから、一緒に演奏してて嬉しくて嬉しくてと満面の笑顔でテニスコーツの紹介。
何年か前に不破さんと植野さんのデュオでの演奏があって、2007年に不破セッションでテニスコーツと共演してます。
外山さんはテニスコーツとは確か2回目だった気がする。
不破さんと外山さんはもううん十年に山下洋輔さんとのトリオで演奏したことがあるらしい。そしてこちらも2007年の不破セッションで共演してます。


まずは、よ〜くきた〜ねぇのフレーズが印象的な「砂漠」。
外山さんは椅子には座らず、遠くを見ている感じで、叩くというより音を落としこんでいく感じ。これが絶妙でたまりません。


なぞなぞだらけのイ〜ンディアン!では、さやさんと、外山さんが口火をきった中年男性コーラス隊の掛け合いが非常に面白かった。

1部締めは「バイババビンバ」。もう泣きそうです。


2部の始まりに、外山さんがちょっと遅れていたので、植野さんがドラムセットを占拠。ステージの椅子にガットギターを置いて、演奏が始まります。遅れて外山さんが入ってくると、やはりギターを弾くことに。ポロロンと弾くだけでしたが、こういう自然な雰囲気なのが嬉しかったなぁ。

『おかえりなさい、うた―Dusty Voices, Sound of Stars』でも流れてた「ね」が聴けたのも嬉しかった。
やはり私は特殊なサウンドシステムで聴くより、生で聴く方が断然好きなのだな。古くてすみません。


さやさんはこの日も赴くままの天然ぶり。
曲順表もあったけど、やはりバラバラ。
もちろん、共演者も共演者で、曲が終わった後に、川口さんが、この曲だったんだぁ、と思わず発言。え?絶妙な演奏だったんですけど。素晴らしい。
突然、さやさんが、共演者に、インプロと囁く。植野さんが思わずえぇ!?外山さんもギョッとした表情。無論、問題なし。
優しい雰囲気に包まれたインプロから、さやさんの語りが入り「てんぽらちゃ」へ。曲の雰囲気から、さよ〜なら〜、と手を振りだし、外山さんも、さよ〜なら〜と声を出す。それじゃメンバー紹介・・・・・なんちゃって、と。みんなずっこけた。凄い!


締めは、今回は渋さ知らズの10日間ぶっ通しのイベント「渋十」の一環で全日歌われる「ひこうき」。
この編成で聴く「ひこうき」はまた格別だった。


アンコールは、まさかの「テニスコーツのテーマ」。
もう、たまりませぬ。
最後はひっぱってひっぱて、植野さんが椅子からコケて終了。


本当聴いてて幸せになれるライヴでした。