テニスコーツ×外山明,大城真@浅草アサヒアートスクエア

8/22@浅草アサヒアートスクエア
テニスコーツ<さや(vo,melodion,key)植野隆司(g,harmonica)>×外山明(ds,balafon)大城真(自作楽器)


生音ライヴ。
この広い空間を活かしたライヴで、素晴らしかった。
笑いの神様も、音楽の神様も、舞い降りてきたかのようでした。


ステージはなく、円状に、外山さんのカクテルドラム、大城さんの自作楽器、さやさんの鍵盤が置かれています。
それを遠巻きに囲むように、客席用の座布団(というには小さいが)が置かれています。


始まると、植野さんがアコースティックギターを弾き、さやさんが歌い、広い会場を動きます。
外山さんのバラフォンが心地よく響いてきます。


オリジナル曲の他、何を歌うかと思ったら、「yesterday」を歌いだした時は、
あまりのスタンダードな曲に、吹きだす方ちらほら。


植野さんが天井から吊っている小型スピーカーを弄んでいると、
オーバヘッドキックでもしようとしたのか、しくじって、後頭部に直撃。
とんでもない音が響いた気がしましたが、どうやら大丈夫だったようです。


そのまま、仰向けに寝そべりながら、植野さんはギターを弾き続け、
そして、会場が暗転。さながらin the darkな感じ。
真っ暗なまま、さやさんが歌う「まあるいひと」がどこからともなく聞こえてきます。
外山さんのドラムがまた緊張感を高めます。
徐々に明るくなってくるのですが、床から照らすライトがより幻想的な雰囲気を醸し出していてよかった。
この日は照明効果も際立っていました。


大城さんが天井に上って、何か金属を落としていて、
その落ちた音も、とても印象的でした。


休憩を挟んでの2部構成。
植野さんのハーモニカに、さやさんのメロディオン


外山さんがセットから離れて、
足をキュッキュッ鳴らし、植野さんも加わり、大城さんは金属を転がし、
何だかあまりの自由さに何だか感動的な光景に映ってしまいました。


さやさんが歌詞カードをメンバーに渡して、みんなで合唱しているシーンも素敵でした。


そして恐怖の客席全員コール&レスポンス。
さやさんがお客さん1人1人に、コール&レスポンスを求めて行きました。


もう、それぞれのシーンが印象深く、素敵なライヴでした。