早川義夫,熊坂るつこ/おしりたち@渋谷公園通りクラシックス

11/15(火)
早川義夫(vo,p)熊坂るつこ(accordion)/おしりたち:酒井俊(vo,etc)石橋英子(p,fl,etc)


おしりたちは即興とうたが交錯し、情景描写豊かな石橋さんのピアノが映えます。
酒井俊さんは染みいる歌声に、即興での語りを交えていて、これがまた楽しい。
そこでの二人でのやりとりが印象的で、石橋さんは女医でありました。
それにしても、語りに出てきた某サックス奏者は本当愛すべき人だなぁ。
酒井さんの歌は自分には重厚過ぎていささか苦手なのだけど、ここでは軽快に変幻自在に展開され引き込まれましたな。


熊坂るつこさんとの早川義夫さんを見るのは実は初めて。
俄然、早川さんの演奏に勢いを感じました。
るつこさんは演奏前は小柄でアコーディオンに埋もれている感じだけど、
演奏に入った瞬間に一気に引き込まれてしまう存在感で本当素晴らしい。
早川さんとるつこさんのほどばしる演奏の熱量に、こちらは感情を垂れ流すしかなかった。
特に「パパ」での演奏は凄まじく泣くのでした。
そんな激しい感情は渦巻いた後の「いつか」がまたすーっと響いて染みいって、たまりませんでした。