すごい客層だ

なんだかんだで横濱ジャズプロムナードへ。
去年はブッキングする方が変わったり、運営側が入れ替わったのか、見送ったのでした。一昨年などはそれはもう今となってはフジロック以上のイベントであったのでしたね、メンツ的には。
という訳で今年の自分的の目玉は大友良英ニュージャズアンサンブルに、藤井郷子カルテット。で当日券5000円。前売り買えばよかったよ4000円。
とはいえこんな時間(3:30)に日記書いてる奴に対して難題が。大友さんの始まる時間が12:00。大丈夫か。


大友良英ニュージャズアンサンブル@関内大ホール》
なんとか間に合った・・・。5分前のぎりぎりで着席。
ただね、当日まで踏ん切りがつかなかったのは、音響的に全く満足出来ない環境であること。特にこのバンドの場合はまずいんじゃないかという観測。
だが、やはり見れてよかったです。あー、ピットイン行けばもっととんでもなかったんだろうなと思いつつ。アルフレッド・ハルト氏(大友氏のアイドル)の動きがすこぶる印象深かった。サイン波の緊張感もたまらんです。
えーと、人数もっと増やして年始めにライヴして5月には新作を、とのこと。


藤井郷子カルテット@赤レンガ倉庫第1ホール》
いやー、吉田達也氏のドラムをここで見るとは。
ここは立って興奮してノッてました。爆音ですよ。
ロックリスナー(自分含む)が聞いたら喜ぶだろうな。


こんなんでもないとこんな客層でこんな方々のライヴ見れんだろうな。
年齢層はかなり高め。しかも満員。


《Minga Senegal+おおたか静流@情報文化ホール》
初めて見た早坂紗知さんの吹きっぷりはかなりかっこよかったです。
かなりメロディアスでセネガルから来られたパーカッションのお三方を加えた雰囲気はすごい聞きやすくノリやすくてよかったです。
おおたか静流さんの歌声もとても美しく、エキセントリックな雰囲気で素敵です。
ただ席が埋まって階段座りでとても尻が痛い・・・。


《音の吟遊詩人板橋文夫「YOKOHAMA2004」林栄一デュオ〜カルテット〜オーケストラ@関内大ホール》
締めは板橋さん。かなりの長丁場。
まずは林栄一さんの姿にびっくりしてしまった。いやはやすっきりしました。
林さんのサックスが凄い音出してる印象。
カルテットは板橋さんに井野さん、小山さんのトリオに片山さんや田村夏樹さんが加わる感じ。
いつでも見れるやと、うとうとしてしまう。バチあたりな・・・。
やっとこさでオーケストラの登場。
スタンダードの「sing sing sing」の迫力はとんでもなかったです。
「悲しき兵士」の物憂げな曲調の中、アルトサックスの渋くも力強い音があさっての方向から。なんと林さんが客席で吹いてました。すっきりしたおかげでなにか俗世間から離れた雰囲気があってなんだか有無を言わせぬかっこよさがありました。
そのあと梅津さんが拍手してるのもなんだかいいな。とにかく梅津さんはいつもなんかしてるという感じで片山さんと駄弁ってたら井野さんに窘められてました。演奏以外でも目が離せません。何故か指揮とってるしで。
その後はアゲアゲで盛り上がり、最後は時間オーバーでアナウンスが入っちゃったけど「for you」。なんとも感動的。
終わったら観客総立ちでございましたよ。