一週間経ちまして

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「ダンスがみたい! 新人シリーズ3」
※竹部育美+ミンナノコによる『素足と水色』に室舘彩が出演。
という訳で見に行きました。んー、舞踏の公演というのは全く見たことなかったけど、今年はいろいろいきまっせという感じで。3組出てて、表情や指先まで全身、目が離せない感じで、緊張感のあるステージ、笑えるステージ、どれもかなり面白かったです。
彩さんの歌声(もちろん踊りメインですが)も舞踏のコンセプトに合ってて素敵だったし、でも転ばないか心配しましたが。
それにしても客席は満席で座って窮屈で足つっちゃたよぉ。腰も痛くて首にもくるし、とほほ。


1/21。
ピットインへ、大友良英NEW JAZZ FESTIVALへ。

始めに大友さんの喋りで、「途中で帰ると入り口で僕が待ち構えてますので、倒してから出て行って下さい」とのこと。

まずは、SOLO&DUO マッツ・グスタフソン(Bs)大友良英(Turntable & G)。始めはそれぞれのソロで、大友さんはギターで轟音をギュイーンと出してました。マッツ・グスタフソンさんは音というより、振動音やパッ、ポッと通常と違う音をだしてました。その後は二人で快音を。

TRIO アルフレート・ハルト(Reeds, electronics)杉本 拓(G)吉田アミ(Vo)
ちなみに今回一番期待してたのです、初めてだし。一体どんな音が出てくるのか。
アルフレート・ハルト氏の意向で明かりを落とさないでとのこと。明るい中でのステージ。杉本さんはギターを膝に置いて、お二方が来るのを待っているのか?
しばらくすると控え室からもぞもぞハルト氏が紙袋を持って、まるで舞踏かパントマイムかな雰囲気で登場、サックスは吹かず、着てる服をさっすたり。杉本氏、微動だにせず。
気がつくと吉田アミさんも登場。ハルト氏も気まぐれにサックスを吹き始めたり、客席のくしゃみに反応してすかしたり、表情を作ってみたり、小物をいじったり。吉田アミさんはヴォイスで軋み音を出してます。杉本氏、微動だにせず。
しばらく続いて、杉本拓さんが動いたと思ったらギターを片付けて、お三方荷造りをして退場。拍手。
いやぁ、そういえばこんなこともあるんだぁ、とハッとしました。「日本フリージャズ史」読んだら何が起きてもな感じですが。これはその場にいないと何のことだか全くわかりません。もっとお三方の動向がはっきり見えてたら俄然楽しめたかも、ピットインでやるのは広過ぎな・・・。

大友良英作曲作品 芳垣安洋(Per)SachikoM(Sine waves)伊東篤宏(Optron)宇波 拓(Computer)中村としまる(no-input mixing board)大友良英(Turntable)
作曲作品とはいえ、今回は音響寄りといえる演奏。大友さんの規則に従っての即興演奏といった趣き。
伊東篤宏さんのオプトロンが音的(バキバキ)にも視覚的(蛍光灯)にも刺激的に響き渡りながら、サイン音やノイズ音が差し込まれる。芳垣さんのドラムが入るとちょっとホッとしてしまうような空間でした。

いやぁ最近見てるのとは全くの異空間。ちなみに前に見た大友さんは、さがゆきさんとの中村八大さんのカバーだったし。とても同じ方とは思えません。喋りは相変わらずですが。
全くもって新鮮でしたわ。
思わず会場限定のCDを購入。


1/22。
なってるハウスへ。渋さチビーズ、立花秀輝sax.小森慶子sax.スガダイローpf.不破大輔b.大沼志朗ds. 、渋さ知らズの立花さんと小森さんの2管がフロントの小編成です。

この日は多過ぎず、少な過ぎずで、カチッと決まった編成という印象。しかも珍しいなぁという。いざ鶯谷へ。

「なってる」にしては、かなりの混みよう。
BGMにはブライアン・ウィルソンの「SMiLE」が流れてます。

とにかくかっこよかった。
スガさんは終始弾きっぱなしだけど、決め所では本当怒涛の鍵盤さばきで凄かった。不破さん、大沼さんとトリオになるとこも度々あって、よかったわ。
なによりフロントのお二方もよかった。どうも調子もよかったようで。おどけてるのも素敵でした。大沼さんがスティック折って、上にポーンと放って、カッコいいなと思ったら、立花さんがそれを拾って、いろいろネタやってたのも微笑ましいです。銅鑼鳴らしたり。

あぁこの編成は是非またやって欲しいですね。