灰野敬二、太田恵資デュオ@大泉学園inF

灰野敬二(g,etc)太田恵資(vl,etc)


inFにしてはかなりの大入り。20人ぐらいおりましたね。
とはいえ出演者が待てど暮らせど来ない・・・。
20時開演予定もしばらく過ぎた後、張り詰めた表情の太田さんと灰野さん到着。
17時待ち合わせ予定だったようです。
・・・。

太田さんは「灰野さんも巻き込んでしまって・・・」と平謝り。
灰野氏「いい演奏してくれればいいよ」
・・・。


セッティングに入るも、これがまた大変。
灰野さんはいろいろと出し、どうも民族系の平置きの弦楽器(何て呼べばいいんだ?)の響きに納得いかないよう。どうも置いた場所がクッションになってて音を吸収してしまってて、地べたに置くことに。


なんとか演奏開始。
灰野さんはその弦楽器を奏で、リズムボックスで爆音を轟かせます。
途中何やら探してましたが、どうも見つからず。探しながらヴォイスで応酬してました。
結局見当たらないようで、打楽器(えーと)を叩き始めます。
太田さんはディストーションを効かせ、これでもかと弾き倒し、ついには弦が切れ、弓が分解。後半は弓の髭で摩擦音をだしたり、弦一つを指引きされてました。


続いて後半。
灰野さんは三線のような楽器(木だけで皮なし)の調整中。
こちらの楽器は、灰野氏「三線を買えない人が使うんだよ」。鹿児島でしか入手できないとのこと。
調整中、太田劇場へ。ただ喋りが過ぎたようで、灰野氏「・・・帰るぞ」。とはいえ喋りが続きます。「マイペースな♪♪ちゃん」。聞いてる方がひやひやします。
口は災いの元なので、デモクラシー節を奏で歌ってました。
太田さんのソロCDはいつ出るのだろうか・・・。


灰野さんは調整してた楽器がピックアップの調子が悪く、黒のテレキャスターを手にし、演奏開始。
太田さんが幽玄な旋律を奏でループさせます。そのうえで灰野さんのギターが鋭く切り込んでいきましたね。美しい旋律と轟音が交差してました。
後半は灰野さんの弾き語りが2曲ほど。原曲は確認出来ず。
ここでもリズムボックスが活躍。


いやぁ、なんだかバタバタしたライヴでございました。
とはいえ、随所にとんでもなく凄かったです。でもやはりなかなかつながらない感じで、もうちょっと余裕があればもっと凄かったと思うと、無いものねだりで残念です。


帰り際も遅くなってすいませんと平謝りでした。