本田珠也 3DAYS 3日目 スペシャル・ミーティング@新宿PIT INN

本田珠也(Ds)大友良英(G)菊地成孔(Sax,Key)ナスノミツル(B)
ピットインのスケジュールはこちらでしたが、追加メンバーも。
五十嵐一生(Tp,Key)またゲスト参加で、竹内直(Sax,Bcl,Fl)

五十嵐一生氏は初期東京ザビヌルバッハのメンバーで、菊地成孔氏との揃い踏みはびっくりしました。それ以来の共演じゃないのかな。ちなみに2日目に五十嵐氏は出演してましたね。


入りは席(テーブル付き)は埋まって、立ち見は結構いましたね。
菊地さんを見るのは久し振り。一体いつ以来だろ。本は読んだけどね。あ、ジョン・ゾーン氏来日以来だ。半年以上・・・。大友さんとのそろい踏みも面白いそうで、菊地成孔3Daysのデュオもよかったんだけど、こっちを選んだ次第。ベースはナスノさんで、ロック色が強くなりそうだ。
本田珠也さんを見るのは初めてで、菊地雅章さんや板橋文夫さんとの共演で名前を見た程度でした。


菊地さんが前中央。左から大友さん、ナスノさん、本田さん、五十嵐さん。
実際みた本田さんは白のタンクトップで長髪に髭がうっすら、帽子姿。
菊地さんのキーボードから。んー、DCPRGと一緒だ。
演奏はナスノさんのベースがうねり、本田さんかなりハードロックな雰囲気、その中で大友さんと菊地さんが混沌とした音を繰り出し、五十嵐さんの鍵盤が飛び道具的な応酬を聞かせてましたね。そういえば本田さんはZEKプロジェクトでLED ZEPPELINをカバーしていたんですよね。
大友さんは序盤から弦切ってしまう感じでかなり激しめ。
菊地さんの鍵盤さばきはかなりスカしてます。後半は背中越しに弾いてましたね。それにしても饒舌。
五十嵐さんは鍵盤は刺激的な間合いで面白かったなぁ、トランペットはとても力強かったですね。
ただ途中で参加された竹内直さんのテナーは、このやくざな面々の中では端正過ぎて、結構浮いてたかなぁ。んー。菊地さんのテナーはやはりこの雰囲気でも際立ってよかったです。やはり。

ちなみに隣の初老のカップルは、やくざな演奏に退散しました。


続いて第二部。
あ、菊地さんと五十嵐さんが笑い合ってる。
大友さんはSGに持ち替えます。
一部と雰囲気的には同じで、少々変化をつけた感じかな。
竹内さんは初めはバスクラリネットに持ち替えてます。中盤ではフルートで、激しい演奏が続く中、いい感じでクールダウンしました。でも、やはり違うのよね。
五十嵐さんがトランペットをマイクが付いてる方をドラムセットに近づけるしぐさを見せてたけど、音的にどんな音がなってたかは分からなかったです。でも何食わぬ表情でされてて面白かったです。
後半、座ってた大友さんが立ち、より激しさが増してました。RECK氏、中村達也氏とのトリオを思い出しますね。いやぁ、本当大好きです。
アンコールもありましたね。


いやぁ、予想以上の激しさでよかったです。
そういえば、向井秀徳氏も見に来てたかな。