坂田明のうつ病的爆発と、その仲間たち 第4回@明大前KID AILACK AR

坂田明うつ病的爆発と、その仲間たち 第4回@明大前KID AILACK ART HALL


坂田明&灰野敬二DUO


初めての明大前KID AILACK ART HALL。
支払いは店の前、受付はとても寒そうだ。
ドリンクの受け渡しも外。
どうなってるんだ?と思ったら、扉の向こうはもう会場。
天井はとっても高いが、広さ的にはとても狭い。
ステージで動けるスペースを引いて、椅子席が横4,4で6,7列くらい、50人少々くらいだろうか。
という訳で客席は満員です。


定時からしばらく過ぎて、坂田さんと灰野さんが登場。
見ただけで戦慄が走ります。
ステージは真ん中にドラムセット。


坂田さんのアルトが鮮烈な音色で音を響き渡らせると、
灰野さんは両手にタンバリンで、身を低くして雷鳴の如くの音で叩き鳴らします。
しばらくすると飛び跳ねてたり。
平坦なので、低くしてると全く見えず、跳ねると突然視界に入ります。
続いて、灰野さんはドラムセットに。
腕を上に掲げてからの叩き切るかの叩きっぷり。
叩くたびにスティックの破片が飛び散ってました。
破壊的な音が轟いてました。

その間、坂田さんは終始緩むことなく吹き続け、叙情的なフレーズも高速回転な展開も交え、とにかく凄い。

灰野さんは今度はベルリラの小さいような楽器を手にとって、
キラキラした音を奏で、叩いて振って響かせます。
坂田さんも音数少なめな展開。

そして遂に、灰野さんは黒いテレキャスを手に。
まずは楽譜を物色。
灰野さんの叫びが響きます。それ以上にやばかった、坂田さんのアルトが凄まじい音で切り裂いていきます。
ギターも轟音が響き渡り、アルトサックスも悶絶。

間を開けて、前半の最後は「シャボン玉」。
ここの絡みも上記の如くですごかった。


後半は初めから、強烈な「若者たち」。
坂田さんの叫びが聞けたのは、ここでの灰野さんの叫びに呼応した時だけでしたね。
坂田さんはクラリネットも手にして、灰野さんは終始ギター。
いやぁ、・・・もう。


とにかくやばい。坂田明さんの吹きっぷりは凄まじいの一言。灰野敬二さんの「哀秘謡」も今回の絡みがとんでもなくよかった。
聞いた後は真っ白。素晴らしい。