灰野敬二、上野洋子@大泉学園inF

灰野敬二上野洋子大泉学園inF


上野洋子さんは前回見た時は風邪で喉を悪くされてたようで、その美声を聞くことが出来なかったけど、今回は聞けることを期待して。

自分的に早めに行ったけど、予約で席は埋まってて、何とかギリギリで残ってた一つに。
灰野さんは楽器を念入りに調整、上野さんは座ってぼーっとしてましたかな。

灰野さんのタブラッカを鳴らして、上野さんは数々のカエルグッズの鳴り物を鳴らします。
しばらくして、ついに上野さんが声を出し始めます。
ZABADAKで聞ける美声ではなかったですが、透き通る不思議な声。
灰野さんが、また何処かの民族楽器な弦楽器を取り出し、ドラムマシーンから鍵盤の音色がループさせると、ガラッと雰囲気が一変。
そしてドラムマシーンで強烈な音でリズムを打ち出し、灰野さんも様々な声を出してはループさせ、叫び声、囁き声、悶え声、吉田アミを彷彿とさせるハウリング・ヴォイスも、とても刺激的でありました。

後半は、灰野さんは黒いテレキャスター、先日は轟音を奏でてましたが、今回は一音一音丁寧に爪弾いてました。が、たまに発作的な音を加えてました。
上野さんもヴォイス中心でしたが、タムを持ち出し叩いたり、水筒からコップに液体を注いでたかと思ったら、うがいしてたり。
フルートや笛の展開もあって、凄まじい音色。

終盤、なんとメロディアスな展開。やはりメロディーをなぞる上野さんの歌声が聞けて嬉しかったのです。


灰野さんの演奏は24日の坂田明さんとの演奏が衝撃的で、今回は、あれ程ではないが、また別の側面を発揮されてましたね。特に声、声が凄かったです。

演奏終わったら、そのまま無言で終了かと思いきや、上野さんが喋る声(やはり
アニメ声)で「よいお年を」と言って外に出ていかれたのは、何だかよかったです。