うたうたいこしゃべるたいこ＠アサヒ・アートスクエア

FLYING RHYTHMS(久下惠生+ラティールシー+内田直之)
Mani Neumeier(ex GURU GURU)
OLAibi featuring ITACI+Yoshimi(BOREDOMS, ooioo)+AyA(ooioo)

会場はステージはなく、イベントスペースといったところ。出演アーティストがそれぞれ右、真ん中、左とセッティングがされてます。

FLYING RHYTHMS(久下惠生+ラティールシー+内田直之)

久下惠生さんは通常のドラムセット、ラティールシーさんがジャンベ、コンガに囲まれて、内田直之さんがダブミックス。
おもむろに久下さんが現れ、ドラムセット前面を叩き始め、椅子もバスンバスン。
ラティールシー氏はタブラッカを抱えつつ、声を挙げ、歌うような感じ。また大型カリンバ、でも鳴らすとこは５本しかない、のでベンベン音もだしてましたね。
久下さんは座ると黙々とリズムを刻み、ハイハットがたまらん、スネアの音は硬く鋭かったですね。
ラティールシー氏は心地よくのりながら、コンガ、ジャンベから音を叩きだし、時おり声もだし、煽ってました。
そして、内田直之氏。音を加工していき、エコーをかけたり、生演奏が繰り広げられる中、時折会場内に音が飛び交ってました。
演奏が続く中、久下さんは吊るされてたシンバルを外し、スネアの上にバスーン、バスーンと、ラティールシー氏がストレートに音を出しているのに、やりたい放題になっていき俄然面白くなってきます。そこにマニ・ノイマイヤー氏が加わり、お二方の間にボウルなどの金物類を広げてカンカン繰り広げます。久下さんといえば奥でひたすらシンバルを叩いてました。私の足許にもガシャーンときましたね。

Mani Neumeier(ex GURU GURU)
マニ・ノイマイヤー氏のドラムソロ。通常のセットで、ストレートで伸びのあるドラムソロが繰り広げられました。
その後、立ち上がると｢危｣の文字入り冠を頭に被り、横のゴミ袋を担いで、セットの前に広げます。先ほどの金物類がじゃらじゃら。笛類も吹いてましたね。ジャングル。
続いてバスドラを持ってきて、叩きまくります。そしたら、叩くたびに綿か埃かどんどん巻き上がっていきます。ステージ前は綿まみれ。頭上でライトに照らされてる絵は印象的です。どうもスティックに仕掛けがあったようです。

OLAibi featuring ITACI+Yoshimi(BOREDOMS, ooioo)+AyA(ooioo)
マニ・ノイマイヤー氏の演奏の余韻が残り中、OLAibiの笛(パンフルートのような形状)の音色が響き渡ります。
OLAibi含め、三人のパーカッションが向かい合うようにして、ヨシミさんとベースのAyAさんがそれぞれ両端に加わります。
ヨシミさんのヴォイスにカオスパッドで歪みを加えつつも、全体を牽引していく感じで始まり、AyAさんのベースの音量は抑え目で程よく膜をはるような。
パーカッションが鳴り響く中、５人が声を出し、ベースがうねり始めるところは凄い興奮致しましたね。