Tremolo of Joy@吉祥寺MANDA-LA2

Tremolo of Joy@吉祥寺MANDA-LA2
加藤英樹(b)梅津和時(reeds)今堀恒雄(g)吉田達也(ds)


何だかスーパーバンドなメンバーが揃ったなという感じ。
事前に予約して開演前に到着。最初は少なかったけど、後からどんどん来て、客席は埋まってました。
一週間振りというのもあるけど、このメンバーという思わぬ組み合わせ(チラシには10年振りのよう)で、開演時間が近づくにつれ、緊張感が増してきます。


ステージ上は左から梅津さん、今堀さん、吉田さん、右手前に加藤さん。
梅津さんのバスクラがぶっとく鳴り響き、吉田さんのドラムが発作的に疾走し、今堀さんのギターが鋭利な音をたて、加藤さんのフレットレスのエレベがグイグイと引き込まれるよう。
音の芯の強度がとんでもなく凄みを感じさせる組み合わせであります。必然性を感じます。
曲の展開も、せわしなさ過ぎず、しつこ過ぎず、存分に聞かせて切り替わっていきましたね。それもまた、ハードな展開もメロディアスな展開もどれも素晴らしかった。
GREEN ZONEとも違って、梅津さんのような温かみ溢れる旋律も聞けました、でも四者の怒涛の演奏が繰り広げられるつつな。

加藤さんの楽曲作品ということで、それぞれのソロはなかったけど、それ以上にそれぞれの演奏が際立った演奏が聞けました。
その他にも、梅津さんはバスクラ、アルト、ソプラノ、クラリネットと吹き分け、二管吹きも。
今堀さんが昼下がりのピアノみたいな音もだしてましたね。
叙情的な旋律もあって、梅津さんと今堀さんのユニゾンもたまりませぬ。
加藤さんもクールに激しい演奏で、親指かと思ったら、人差し指の甲でかき鳴らしてました。
吉田さんも切れ味の鋭さが際立ってました。


二部はなく、1時間余り、メンバー紹介を挟みつつぶっ通し。
アンコールでは、よりハード色の強い演奏で締めてました。

それにしても1部だけとはいえ、感無量です。
演奏が始まった時は歓喜の余り、泣き出しそうになりました。
凄かった。