のなか悟空＆人間国宝日本テナー 3K 大狂宴＠新宿PIT INN

のなか悟空＆人間国宝日本テナー 3K 大狂宴＠新宿PIT INN
のなか悟空(ds)、近藤直司(ts,bs)、ヒゴヒロシ(e-b)
guest:川下直弘(ts)、片山広明(ts)

いやぁなんとも豪快極まりなく素晴らしかったです。

まず一曲目がたまらないです。
なんとも勇壮な旋律。
これは川下直広Trioで一回だけ聞いたことがあって、あまりのかっこよさに打ちのめされて、物凄く気になっていた曲。自分が聞いてきた中で最もかっこいい曲です。
お三方のテナーの絡みに、雪崩打つドラムに、鉄壁のベースと、あまりに素晴らしい。
でも是非、川下直広Trioでもまた聞きたいところ。

のなかさんのドラムは２回目ですが、今回は一挙手一投足見ることが出来て、これまたとんでもない。
歯を食いしばり、雄叫びをあげ、ドラムセットと一体になってしまったかのような激しさ。左足をまくり挙げ、渾身の一撃を連打する姿がまた凄まじい！

でも時間には几帳面のようで、あまりの激しい叩きっぷりに腕時計を外したのに、落ち着くとまた付け直してました。ドラムソロに入る前にも時間をチェックしてから、驚愕のソロへ。

演奏が繰り広げられる中でのなかさんが鐘がじゃらじゃらつけたモノを鳴らし、立ち上がり、ステージ前に出て、これも会場が沸きましたね。
ドラムのソロの後もシンバルを床にバシャーン。でも絨毯なのであまり音が響かず少々残念。

あと、やはり三人のテナーもたまりません。
三人で絡むことで、よりそれぞれの音が際立ち素晴らしかった。随所で他の方の演奏を鼓舞するように音を吹き出していた片山さんが素敵です。両方のステージ脇から音を響き渡らせているのもなんともかっこいい。

こんな中でのヒゴさんのベースもまさに揺ぎ無し。
エフェクターも多数駆使し、歪みに変化をつけてました。
ベースソロでは、のなかさんが｢さぁ！｣と声をあげ、ぐいぐいぐいぐいいき、なんとも興奮致します。

もうこれはあまりのかっこよさ。素晴らしい。