井野信義session@新宿PIT INN

この日は凄まじい猛暑。汗が吹き出ます。


井野信義(b)Axel Dorner(tp)田村夏樹(tp)千野秀一(p)今井和雄(g)


なんとも珍しい組み合わせです。どうやら初共演な方々も。
インプロバイザーが一堂に介したので、フリーに突っ切る演奏になるかと思われましたが、全編に渡って田村さんやAxel Dornerさんのオリジナルやカバー曲の演奏でした。
ステージ上はコントラバスのみマイクを設置し、他のマイクとモニターは設置せずであります。


とはいえやはりソロが回ると独特の演奏が繰り広げられます。
特にトランペットのお二方の
Axel Dornerさんは、唇を小刻みに震わせて吹き込み、様々な音を響かせます。またスライド式のトランペットも吹いてました。
田村さんも、微弱な音を出し、ミュートを擦りつけて音をだし、そこから吹き込んで擦れる音を出し、かと思いきや突如高らかに音を吹き出したりと。
今井さんはエフェクターはなく、ヴォリュームペダルのみを使用。
千野さんは飄々とした佇まいで軽快なタッチで鋭い音を弾き出します。素敵です。


アンコールは、井野さんが「マス」とメンバーに伝え、突風のような音が放射されます。
1、2分ほどで潔く終了となりました。