「言葉の森に棲む。」二夜連続〜後編@青山月見ル君想フ

「言葉の森に棲む。」二夜連続〜後編@青山月見ル君想フ


ひとりドブロク
諸事情によりメンバー原田真悟さんのコントラバスの弾き語り。
普段はメインボーカルではないようですが、原田さんの声はノンマイクでも大きく響き渡っていました(マイク設置されてたがおかまいなしでした。)。コントラバスを指で弾く音もとても迫力がありましたね。もはや楽器と一体となってました。
何故か歌詞カードも配られてましたな。
[ヘッドホンからのリズムに歩幅を合わせて歩く]って歌詞が聞こえてきて、ついヘッドホンからの外山さんのリズムに歩幅を合わせて歩いたら転んでしまう、なんて考えたり、すいません。


倉地久美夫+外山明
今夜もなんとも濃密な演奏。
外山さんのドラム全体是楽器な演奏に、倉地さんの裸足で忍びのような佇まいに朗々とした歌声に不思議な言葉の数々。
なんと「リンゴ追分」のカバーがあり、これでもかとくどいコブシを効かせてましたな。
地元でのライヴで団塊の方々に知っている曲をやれとせがまれたようです。そのエピソードを話す倉地さんのMCも芸が細かく面白い。今日も歌詞をどこに引っ掛けるかで笑いが起こってました。


松崎ナオ
今夜はベースの湯浅崇さんとのデュオ形態。
ナオさんは前半はキーボード、後半はアコギですがエフェクターで歪んでました。
湯浅さんはディレイやフェイザー、ヴォリューム奏法を駆使した演奏で、デュオとはいえ多彩な音で溢れてました。
ナオさんの歌声はやはり唯一無比です。2月発売予定の新作収録予定の曲も演奏。楽しみでなりませぬ。


石橋英子×アチコ
生ピアノでの演奏ばかり見ていたので、キーボードでの演奏は久し振り。とはいえ降り注ぐような石橋さんのクラシカルな鍵盤に、伸びやかなアチコさんのヴォーカル、そしてちょっと不思議で毒をほのかに漂わす歌詞で、何だか誘なわれる感じで素晴らしいです。
やっぱ生ピアノの方がいいけど、確固とした世界観を醸し出す演奏でよかったです。
そしてアンコールは倉地さんと外山さんが参加。実はドラムセットもセッティングされているので、ずーっと気になってて仕方がなかったんです。ちょっと期待したんだけど、やはり石橋英子×アチコの演奏には加わらなかったか。倉地さんが何故かヴォイストレーニングに通ってた時の課題曲だそうで「AMAZING GRACE」を演奏。
呼ばれた倉地さんと外山さん。外山さんまでもハンドマイク。アチコさんとなんと外山さんのヴォーカルで始まってました。歌いつつもバスドラをスティックで叩き出してました。