円盤ジャンボリー「太鼓祭り・上」@渋谷0-nest

1/12 円盤ジャンボリー「太鼓祭り・上」@渋谷0-nestへ。


まだ意外と混み混みではなかったので、さっそくコインロッカーにコートをぶち込んでさっそく5Fへ。


小銭喜剛(ミドリ)+伊藤大地(SAKEROCK)
和太鼓とドラムセットにデュオ。
音は割かし普通だったけど、威勢がよくて、いいオープニングです。


・手ノ内嫁蔵(石井モタコ(オシリペンペンズ),和田シンジ(巨人ゆえにデカイ,DMBQ,キング・ブラザーズ),留田トメ吉)
セッティング中に、夢のない若者よ〜♪夢のない若者よ〜♪つづけ〜♪つづけ〜♪とずーっと場内に響き渡ります。
最初は普通のヤンチャなロックかと思いきや、段々雲行きが怪しくなる。
寸劇的な雰囲気でだんだん引き込まれていき、石井モタコがステージ前の天井にぶら下がる。この時ポケットから小銭がジャラジャラ落ちる。合計66円(チッ舌打ち)。
トランスなBGMを流しながらチェインソーで角材を切る場面があったが、コンセントが抜け落ちたりして、音が止まったり、なんとも行き当たりばったりで、笑い声が響きます。
よーやくみこしが完成。モタコがそれに乗って、客席を練り歩き夢のない若者よ〜♪夢のない若者よ〜♪と叫んでました。


テニスコーツ+山路智恵子(yumbo)
他にベースの方に、梅田哲也さんが参加。
梅田さんの創作楽器がノイジーで不思議な音を放っています。
山路さんのドラムはほんわかと終始淡々としておりました。
テニスコーツのお二方も、植野隆司さんの浮遊感を醸し跳ねるようなギターはいつ聞いても心地いいです。さやさんの歌声もなんともはかなく素敵です。
梅田さんはドライアイスに鉄の棒を当てて、音が出していて、なんとも興味深かったです。
ただ、うたと音の組み合わせとしてはいささか疑問が残りました。ちょっと耳障りな部分があったので。それ抜きにすれば、やはり染み入る素晴らしさでした。

・幻燈ダンスholon+立岩潤三(per)+asuna(g)
最前列だったのでステージに膜が張られて写る映像は全く見えず、演奏姿も膜のせいで殆ど見れず。
座っていて、冷房がガンガンかかっていたので、凍えてそれどころではなかった。


ふちがみとふなと外山明
本日一番楽しみにしておりました。
全身うたうたいな渕上純子さん、全身コントラバスな船戸博史さんのふちがみとふなとに、全身ドラマーな外山さんの組み合わせ。
ほのぼのでへんてこりんなうたに、初共演の外山さんもお二方の動きに目をこらし、音を叩き出していきます。外山さんにとってはドラムチェアーもドラムセットのパーツと化します。
締めは初共演ということもあってか「はじめまして」。いろんな名前に人が紹介されるこの曲。外山さんはそれぞれに合わせて様々な音を叩き出していて、とても面白かったです。
いやぁ、極上の組み合わせ。30分足らじの演奏なのは残念。もっともっと湧き出る音が聞きたいですね。

この後6Fへ向かおうとしていたが、5Fがかなりの押しで、目当てのNON+吉田達也を見たかったが、既に終わっていて、ちょうどホルモン鉄道の石川浩司さんの歌声が響き渡ってました。途中ですごい混みようだったので、すごすごと5Fへ引き返します。

ECD+yudaya jazz
まずはECDのアルトサックスとyudaya jazzのテナーサックスが響き渡ります。後ろのモニターに写るECDはやはり怪しい。
しばらくしECDの声が放たれると、yudaya jazzのサンプラーからはバキバキなエレクトリックな音が溢れかえります。金属の何かをいじくって音を出し増幅して凶悪な音を出してましたが、その金属を弄る手つきがモニターに映し出されるのも効果抜群でした。
ECDのスマートさとは無縁の言葉と声が、また凄まじい。どハイパーな音をバックに映え渡っておりました。

興奮全開で楽しめましたな。

さすがに疲れてしまったので、キングムジカ(一楽儀光+一楽誉志幸)の聴覚視覚にも情報量過多なステージはきつくて、6Fののうしんとうの何とも脱力な雰囲気での演奏で一息ついて帰途につきました。