石橋英子@下北沢lete

7/11 石橋英子(vo,key)坂本弘道(cello,musical saw,etc)一樂誉志幸(per)


石橋さんは多岐に渡って活動しているけど、個人的に曲とヴォーカルがとりわけ大好きなので、ソロ名義のライヴを待ち望んでおりました。
前半は1人で鍵盤の弾き語り。曲間なしのぶっ通しが石橋さんのスタイル。めくるめく茫洋としたほのかな雰囲気の歌声と曲に引き込まれていきます。
後半は三人で石橋さんの曲を演奏。もちろん坂本さんの周りには様々な工具にエフェクター。一樂さんのとこにも様々な鳴り物があって、演奏前にトイレに入ってのだけど、何か聞こえてきたと思ったら、鳥笛吹いてましたね。
一樂さんは鈴を壁にぶつけ、揺らめかせてて、これがいい音でよかった。また椀をたくさんつなぎあわせたのをぶちまけて音を出してたり、魚のおもちゃで線を引っ張るとカタカタ鳴るのがあって、口で引っ張ると丁度その魚が上に向かって昇っていくのが面白かった。
坂本さんはいわずもがなで、こんな場所でも火花放射。とはいえ控えめで下に向かって発射。一樂さんは引きつった表情で顔を背け、石橋さんは微笑んでました。石橋さんの曲に坂本さんのチェロが響くところはゾクゾクする美しさでした。