板橋文夫オーケストラ@新宿PIT INN

7/18 板橋文夫オーケストラ@新宿PIT INN
板橋文夫(p)片山広明(ts)田村夏樹(tp)林栄一(as)村井祐児(cl)吉田隆一(bs)後藤篤(tb)太田惠資(vl)井野信義(b)小山彰太(ds)外山明(per)


2daysの二日目。オーケストラでのCDレコ発ライヴになる予定でしたが、残念ながら9月に延期。
板橋さんから、遅れてすいませんと挨拶があったけど、どうしても目線が右端に向いてしまいます。そしたら曲中で、太田さんが拡声器で、遅れてすいませんと言ってました。

井野さん作曲による図面のような楽譜の曲では、メンバーが、板橋井野小山に、村井林片山の片山組、吉田田村後藤の田村組に別れ、残った太田さんがコンダクト。外山さんは自由人、自由な人ということで、何だかとても素敵です。大振りなコンダクトが可笑しかったです。

「Rolling stone」では、田村さんのソロから始まりましたが、変人ぶりを発揮。摩擦音で鈍い音を発し、ミュートをこすりつけたり、マイクを口元に近づけて吹き出したり。横から太田さんの、只者ではないな、との一言、ちゃんと音を出すと、片山さんから、ちゃんと音でるじゃないか、の一言に笑いが起きてました。その後も声でメロディをくちずさんだりと遊び心満載でした。

「Moon Dyne」では、サビで吹き出す田村さんのトランペットが感動的に響き、板橋さんは感情をぶつけるかの如く鍵盤を叩きつけ、優しげな旋律との対比がさらに素晴らしい。

曲順は全く先日と変わりませんでしたが、締めは「For you」を演奏。圧倒的なスケールで鳴らされる旋律がなんとも染みいりました。
板橋さんは退出するメンバー全員と握手をし、ピアノソロを少し弾き、終わりました。

他にも、曲者揃いがいかんなく発揮された演奏で、目が離せぬ満載なライヴでした。
いやぁCDも待ちきれませぬ。