灰野x大友 DUO@六本木SUPERDELUXE

10/1 灰野x大友 DUO@六本木SUPERDELUXE


灰野敬二(vo,g,hurdy-gurdy,airsyhth,etc)大友良英(g)


共通の共演者は数々いるけど、この二人でのデュオとなると、とても異色な感じが致します。

大友さんは終始ギターに徹し、弓弾きや弦にクリップを取り付けたり、U字の金属を弦に激しく当ててました。
灰野さんは、つまみの付いた直方体の装置を操作して持続音を響かせ、airsyhthに手をかざして鋭い動きを見せてピュンピュン音を飛ばしていきます。
中盤以降はhurdy-gurdyを手にし、アルミホイルをちぎって弦の部分に詰め込んで摩擦音を出してました。その後もアルミホイルを取り除いてからは弦をいじくりながら微妙に音を変化させながら、ドボドボと引き込まれていきました。
後半は灰野さんがヴォーカルを取り、これまた鋭い声が響き渡りました。

前半終わった時点で1時間半あまり。しばらくアナウンスもなかったので、これで終わりという雰囲気も漂って、帰ろうとする客もちらほら。いやまさかと思ってたらほどなくして休憩のアナウンス。間違って帰ってしまった方がいないか心配です。
また大友さんのスタッフは誰もいなかったようで、売るために持ってきたCDを客席に置きっぱなしになっていて大友さんが引き取りにくる場面がありました。ここでようやく大友さんの肉声を聞くことが出来ました。

後半は両者ともギターを手に。
大友さんが足を踏み鳴らしながらコードでのリフを弾き出していき、灰野さんは身体を痙攣させながら轟音を伸び上がらせていきました。
お二方ともmetal zone使いで激しく歪んだ音。
こちらでも終盤は灰野さんがヴォーカルをとっていました。


大友さんがギター一本でターンテーブルは使ってなくて残念だったが、強烈なギターデュオとなりました。