渋さ知らズオーケストラ@渋谷o-east

11/26 渋さ知らズオーケストラ@渋谷o-east
不破大輔/片山広明/デビッドマレイ/佐藤帆/川口義之/立花秀輝/鬼頭哲/吉田隆一/北陽一郎/辰巳光英/高橋保行/ギデオン/藤掛正隆/倉持整/関根真理/斉藤社長良一/ファンティル/ヒゴヒロシ/オノアキ/坂本弘道太田惠資/スガダイロー/山口コーイチ/室舘彩/渡部真一/ペロ/東洋/しも/たかこ/ふる/南加絵/すがこ/青健/横沢紅太郎/田中篤史/南流石


この日もampm前に分岐点。向かいのwestでは石橋英子さんのレコ発ライヴで山本精一率いるPARAや七尾旅人が対バンで、何より石橋さんのメインのバンドは見たかった。とはいえ、David Murrayが渋さのツアーに帯同し、同じバスに乗り、たまに別のホテルに泊まり(渡部さんのMCより)、そのツアーで一緒にステージに立つ最終日なのである。o-eastでの渋さのライヴはどうも面白みに欠け敬遠していたのだが、クワトロツアーでの評判もすこぶるよかったので、この期を逃ず訳にはいかんということで、そしたら地底新聞がひっそりと更新されたのか、メンバーをよく見るとさらに素晴らしいゲストが、じゃがたら南流石さんが参加。何年か前の渋谷クワトロでのライヴにも参加してたけどすごく印象深く素晴らしかったのを覚えてます。なんとかして駆けつけたい。


滑り込むと意外と空いていた。ギリギリだったけど容易に最前のスペースまで行けた。平日の19時というのが早かったようだ。

さてそれほど待つことなく、メンバーがステージにぞろぞろ現れます。ちょこっと遅れて正装のDavid Murray氏も登場。不破さんの席には当然の如く、水割りのセットと灰皿代わりのバケツ。
さて1曲目。社長が奏で始めた旋律は、なんとじゃがたらの『都市生活者の夜』。南流石さんがヴォーカルをとります。しばらくして客席後方2階から幕が張られ揺らめき、引っ張ってた白塗りの方が離すとパッと翻っていって美しかった。演奏をさらに続き、太田さんのヴァイオリンと相まって、流石さんの煽りも素晴らしく、1曲目から何とも染み入ってたまらなかった。片山さんの周りが寂しいなと思ったら、川口さんはパーカッションの位置にいました。
その後はロック色の強いナンバーでグイグイひっぱていきます。
そしてDavid Murrayのソロ。雄大な音色で、これまた引き込まれました。『ナーダム』中盤でのソロも素晴らしかった。
『ひこうき』では後ろのスクリーンに南流石の踊りがシルエットが映って、これも美しいシーン。
片山さんとDavid Murrayの両者の掛け合いもたまらないものがありました。感極まった。
ダイローさんはトイピアノで、オルゴールのような音色に聞こえて、心地よかった。
彩さんのフルートソロに坂本さんのノコギリ、ギデオンの小気味のいいチューバで面白かった。その脇ではペロさんがタバコを吸ってて東洋さんに煙を吹きかけていたり。
『本多工務店のテーマ』でついの坂本さんの火炎放射。渡部さんが果敢に向かって行ってたのは面白かった。でも坂本さんはし足りないのか自分の定位置に戻っても放射してました。

いやぁ、実のところ期待半分だったのだが、犬姫が聞けなかったり、ちとギターの音が大き過ぎで気になったとかあるのだが、なんとも幸福な雰囲気で楽しいライヴだったな。スタンディングなんで腰はガクガクですけどね。



都市生活者の夜(じゃがたら)
鰤風 〜Hamachikaze〜
Fight on the corner
股旅
LION〜Watabe MC〜We are Fisherman's band
火男
ひこうき
ナーダム
本多工務店のテーマ
仙頭