トランシェント・ビースト@下北沢BASEMENT BAR

11/27 トランシェント・ビースト@下北沢BASEMENT BAR

個人的には見逃せぬイベントですか。やはりいささか集客が寂しい。残念極まりないです。
バンドとしての理想形がeEYO idiotだと勝手に思っております。


・イーヨwith石橋英子,山本精一,外山明
なんと初っ端がイーヨさん。石橋さんは一度共演あり、山本精一さんは初顔合わせ。イーヨさんは今まで内橋和久さん、鬼怒無月さん、今堀恒雄さんと、凄腕のギタリストと共演していて、ついに山本さんとも共演かぁと感慨深くもなります。
終始テンポは緩めで穏やかな雰囲気で、音量は控えめながら茫洋とした山本精一のギターは聞き入る美しさだった。
イーヨさんは確固とした世界観を持っているので、個人的な好みはあれど、この編成でもまた異なった魅力を放っていたなぁ。


石橋英子x坂本弘道
先日レコ発を終えたばかりの石橋さんメインのセット。メドレー形式のライヴを展開。
ドラムやキーボード奏者としても活躍する石橋さんだが、個人的にはソロ名義の石橋さんの歌声がとりわけ好きなんですよね。
坂本さんはチェロで鮮烈な音色を弾き出したり、中盤は効果的に火炎放射があり、ノコギリありで、緩やかなうたに、スリリングな音が飛び交ってました。
石橋さんの激しく鍵盤を弾きだす場面も印象深かった。


山本精一,外山明 DUO
序盤は山本さんが鋭い手さばきで鋭く音を切り出していき、マーカーも駆使しつつ。対して外山さんは音をざわつかせ走らせて行く感じでした。
アンコールでは、外山さんは最近好んで使っているKORGKAOSSILATORを使用。加藤崇之さんがギターで出す呻き声のような音までポコポコ出していて、もう片手で鋭敏な音を叩き出し、変幻自在っぷりが何ともたまりませぬ。


豪華共演立て続けのライヴの割には何か淡白な印象。スタンディングのせいか。それぞれのセットをもうちと聞き込む時間が欲しかった気が致しました。