外山・大儀見 DUO@新宿PIT INN

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外山明(ds,per,kaossilator)大儀見元(per)@新宿PIT INN


実は見るのは3回目。ピットインでは初めて。ちなみに見たのは、下北沢440かわいしのぶさんの回文堂出版記念ライヴ(既に絶版)と国立NO TRUNKSでした。


客席中央に楽器がセッティングされます。両者とも座るのはカフォン、他にはジャンベやボンゴなど、外山さんの方はカクテルドラムにバラフォンもあり。傍らには黄色いkaossilatorが。


始めは淡々とした雰囲気から徐々にひきこまれていきます。
早速外山さんはkaossilatorを使用。ブレイクビーツドラムンベースな雰囲気も醸しつつ、強烈な異物感を投下。
後半になって、バラフォンを叩き始めると、身を委ねたくなる心地よさ。
客席の子どもの声もいい雰囲気で聞こえてきました。
気持ちよくなってると、突然携帯の着メロか、なんか喋ってるのが聞こえる。おわりだよって言ってたかな。それで外山さんから終わりますとのこと。
確か携帯のアラーム音を合図にしてたけど、どんどん趣向が凝ってきたのか。


2部目は、外山さんは先ほど叩いてたバラフォンを演奏。今度は心地いい歌声も加わり、さらに素敵です。
つんのめった感じでカフォンもたたき出し、さらにいいなぁ。
なるほど1部はkaossilatorを使い、2部は叩き物の専念かなぁとぼんやり思ってたら、やはりkaossilatorを手に。
今度はスティックで小突いて、さらにエグイ音を放っていました。
大儀見さんも笑いがこみあがってしまったようです。
音が溢れ返る中で、大儀見さんの倍音が響く叩き物が際立ちましたね。
2部もどこからともなく、喋り声が聞こえてきました。今度は気にするそぶりをみせつつ、演奏を止めず、続行され、何回か繰り返されるうちに、なんか喋りの方も熱がこもってきたように聞こえ、しばらくして終了。しかし手がこんでます。


アンコールは怒涛の叩きっぷりでたまりませんでした。


いやぁ、凸凹した異形のグルーヴに酔いしれました。
そういえば今回の客席は息を潜めるように聞き込んでいる感じでしたが、野外だとまた違った反応が見れそうで、いつか見てみたいなぁとちと思いました。