『「マリアンヌ」から「I LOVE HONZI」まで』@池袋鈴ん小屋

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『「マリアンヌ」から「I LOVE HONZI」まで』@池袋鈴ん小屋
早川義夫(vo,key)佐久間正英(g,cho,etc)茂木欣一(ds,cho)柏原譲(b) 特別出演/水橋春夫(g,vo)
PA:ZAK


会場はこじんまりした空間で、限定50人ということだったけど、入れようと思えばもっと入りそうだったが、椅子席でゆったり見ることが出来たのは非常によかった。
靴を脱いでの入場で、よりくつろぎ感がありました。


のっけの「堕天使ロック」から躍動感に溢れた快活な茂木さんのドラムがなんとも気持ちがいい。さらにコーラスも素晴らしい。
早川さんも満面な笑顔でより力が入っているよう、シャツも瞬く間に汗で変色してました。
佐久間さんのギターも、打って変わってアグレッシヴな演奏。
ベースの柏原さんは5弦ベースでぶっとい音でより演奏の迫力が強まります。
ただベースは曲によって野暮ったく聞こえてしまったのは、いささか残念だったか。
前半は、ハイポジの「僕らはひとり」はなんとも染み入りました。ここでは佐久間さんもコーラスに加わってました。


休憩を挟んで、2部はタイトル通り、「マリアンヌ」から始まる。
早川さんは1部と変わってサングラス姿。私奴は初めて見ます。
ギターで水橋さんが加わります。微音でペロンと響く音はよりサイケデリックに伝わってきました。
灰野さんとの共演が鮮烈な衝撃だった「からっぽの世界」は、佐久間さんはウインドシンセで笛の音色を響かせ、水橋さんの茫洋としたギターがまたたまらなかったです。
そして、水橋さんがヴォーカルをとる「時計を止めて」。
サングラス姿の早川さんが、どうも楽譜がよく見えないようで、眼鏡をかけかえに行く場面がありました。やはり今は眼鏡姿の方がいいです。
本編後半は「身体と歌だけの関係」から「いつか」、そして「I LOVE HONZI」の流れで何とも感動的でした。
アンコールは、「ラブ・ゼネレーション」「いい娘だね」。次回の吉祥寺でのライヴの日が偶然にも木田高介さんの命日ということで木田さんの「どこへ」での演奏で締めてました。


バンド編成で早川さんのヴォーカルも演奏もより力強く素晴らしいものになってました。
ZAKさんのPAも効果的でより奥行きのある音で聞くことができました。


しかし非常に残念だったのだが、客の1人が身内ノリ(←ここね)で騒がしくて、曲の終盤になると音が続いているのに拍手しわめき始めるのはとても腹立だしかった。
演奏自体がとてもよかっただけになんとも悔やまれてならない。