MIYA@新宿PIT INN

Miya(Fl)加藤崇之(G)水谷浩章(B)外山 明(Ds)

Miyaさんの作品に参加されてる水谷さん、外山さんに、加藤さんが初顔合わせ。
Miyaさんを除くお三方は松風紘一カルテットの面々(水谷さんはここではエレキ)。そういえば、林栄一さんの「モナリザ」でも共演されてましたね。
加藤崇之5daysでどっぷり浸かった後なので、またなんだか加藤さんの音色が新鮮に感じられます。

初めはMiyaさんのフルートと加藤さんのギター(まずはガットギター)の噛み合いが不安に感じられたけど、まずは加藤さんと外山さんが目配せしつつのやりとりがなんだか面白かったですね。外山さんは他の演奏者の表情を見て演奏されます。
演奏が進むにつれて、違和感がなくなって、どんどん心地よくなってきて、後半のMiyaさんのフルートと加藤さんのギターの絡みは思わず潤んでしまう程とても素敵でした。
加藤さんのエフェクター駆使なエレキギターは第一部ラストに堪能出来ました。全体的に爽快な曲調な中、ここではなかなか渋めの曲、曲名は「dousan」、斉藤道三の道三。水谷さんも棒を弦に挟んで、振動音を加えて呼応してましたね。とはいえエフェクト処理もいつもに比べ淡白、それでも驚いたお客さんはいたようで、ビコン!、呻きはなかったです。
アルバムのハイライトともいえる「globe」でも、CDではストリングが絡んでますが、ここでは加藤さんのギターが寄り添い、しっとりとした雰囲気。それでも外山さんのドラミングは刺激的で、とんでもない立ち上がり方をしてました。
アンコールでは外山さんは立ち上がり叩きまくってましたね。
いやぁ、加藤さんのガットギターの音色が素敵でございました。