サンへドリン@三軒茶屋Grapefruit Moon

サンへドリン
灰野敬二(g/vo)ナスノミツル(b)吉田達也(ds)


いささか迷いましたが、ポスターのカッコよさに惹かれこちらへ。
「魂を開放する 驚愕のリアルロック!」


灰野さんが終始立ってギター弾くのを見るのはHEADRUSH以来。
全開のギターが聞けそうで楽しみなのでした。
この日はいつもの黒のテレキャスターでなく、ギブソンのSGだ。


にしても、灰野さんはブレのない格好。ナスノさんの私服でしょうがカチッとした感じ。吉田達也さんは、オレンジTシャツに、ハーフパンツで、ビーサンに近いサンダル、これでタオル首に巻いてたら夕涼みのおっさんじゃないか、あ、巻いてる。演奏中もハイハット踏む足がどうにも気になってしまいました。


灰野さんが透き通るような美しい音を奏でてたかと思ったら、突然雷鳴が轟いたかと思ったら、それ以降は轟音の嵐。吉田さんのドラムもあらゆる方向から応酬。ナスノさんのベースもエフェクターで音を歪ませたりと、いつも以上に攻撃的。
灰野さんがうつむきながら轟音を轟かせていたと思ったら、髪がなびいてる。すごい決まってる。演出なのか、単に暑かったのか、足元には扇風機が設置されてました。そのあとはフルートで鋭い切り口で吹いてました。


後半、灰野さんはまたどこかの民族楽器と思しき弦楽器を奏で、これがガムランのような音で綺麗でしたね。でもまたハウリングを起こしたりと、思うようにいかないようでした。
また中近東な雰囲気を醸す音が印象的な笛もちょこっと吹いてましたね。
とはいえ、やはりギターをかき鳴らしながら、痙攣してるような激しい動きはたまらなく気持ちいいです。
そしてやはり鉄壁のリズム隊が素晴らしい。
リフでぐいぐい攻めるナスノさんのベースはずーっと聞いていたいです。


まったくこんな雰囲気のライヴ初体験の友達を連れて行ってしまったのだが、楽しめたようで。でも次行く時はドラムとベースの人だけの時に、と言われてしまいました。