ひかり祭り@旧牧郷小学校

ひかり祭り@旧牧郷小学校


さてまずはRaBiRaBiのステージへ。
小学校のプールに水車型の展示物やら。ステージはプールサイド。プールの水は入れ替えてなく、深緑に濁ってます。間違っても飛び込めません。
azumiの声とシンセ、nanaさんのカフォンとバスドラ、picoさんの変則的なドラムセット。
演奏が始まる頃には雨が降り始め、地鳴りが鳴り響きます。
カフォンと叩きモノ(コンガや鉄板)に、シンセで音を揺らめかせて、声が鳴り渡り、どんどんグルーヴが昇りあがっていきましたね。絶妙のタイミングで雷鳴が轟き、演奏が加速度的になっていったのも素晴らしかった。

ふらふら、ふらふら。
雨もあがりはじめます

さきほどのプールステージの出演者でのセッション。やはりここでもazumiさんの声が鳴り渡ると、糸が通ったように良くなっていきました。のを見計らって移動。


メインステージで巻上公一さんのパフォーマンス。
20分にも満たないステージでしたが、インパクトはやはり一番ですね。
くるくる変わる声と表情に圧倒されます。何か語りかけるような口調で、朗々と言葉を発し、幼児ヴォイスが炸裂したかと思いきや、シャンソンっぽい雰囲気になったりと。口琴で音を出しながら、スクリーミングヴォイスと。
演奏中に、カメラマンと思しき壮年サラリーマン風の方が写真を撮ってたと思ったら、ステージ後方で携帯電話で話してて、巻上さんのコミカルな雰囲気も漂わす演奏と相俟って、おかしかった。
後半はステージ前に女の子の舞踏家も加わわり、いい雰囲気でした。


間髪をいれず、ね.の演奏。
古澤良治郎(syn,dr)藤ノ木みか(per)福島紀明(ds)早川徹(b)佐藤帆(ts)石崎忍(as)外山明(ds)
何だかいきなりフュージョン色が濃い演奏であったけど、そこをどんどん掻き回して行く感じですね。
ニューオリンズな曲では古澤さんは傘を手にステージの前に出てステップを踏んで踊ってました。
後半、ナオコさん(坪田直子さんなのかな?)が飛び入り。歌詞分からないとの声に、客席にいたUAが「大丈夫!」と声掛けて、「明くん!大丈夫って伝えて」で、外山さんが「大丈夫、大丈夫」と声掛けてて、和むところでした。ナオコさんはなんとも可愛らしかったです。
最後は舞踏家やジャンベの人でさらにゲスト多数で大いに盛り上がってました。終いには舞踏の方の頭がナオコさんの腹部に頭突きな形で当たって吹っ飛ばれてましたが、大事には至らず笑いになってよかったです


林家正雀師匠「怪談 牡丹灯記」を何故か最前列で聞く。主催者の地元の方の友人とのことで参加。
何故か「深川節」をバックに踊りを披露してました。


締めはなんとUA
ナオコさんとハグして、始まります。
外山さんとヨシダダイキチさんの参加は表記されてたけど、プログラムに名前が載っていなかったので、最後のシークレットゲストとは予想はついてましたが、なんともはや、びっくり。
そのうえ、大野由美子お姉様もいらっしゃる!


UA(vo)、外山明(ds)、ヨシダダイキチ(sitar)、大野由美子(electronics,steel pan,b)

(奄美民謡か?)
そんな空には踊る馬
ファティマとセミ
ブエノスアイレス
踊る鳥と金の雨
プライベイトサーファー
陽ぬ落てぃまぐれ節
ミルクティー


UAが民謡と思しき旋律を歌い始めます。
一区切りついたところでシタールの音が響き渡り、重く低い音の膜がうごめき、これがUAの歌唱と絶妙に絡まりあって、迫力があってさらに深くへと引き込まれます。あまりの素晴らしさに泣きそうでした。
歌に寄り添うように絡むシタールに、スティールパンの音色も効果的。
タメと畳み掛けが交錯する外山さんのドラムにはもう耳が離せず、演奏をより高みへと導きます。
圧巻の「陽ぬ落てぃまぐれ節」も徐々に音が増えていき、恍惚へと向かっていきました。
ラストはなんと「ミルクティー」。歌詞を初めとちってましたが、なんとも温かみのある締めで嬉しかったです。

ブエノスアイレス」終わった後にUAが「闇夜にもメルヘンを忘れないでね」と言ったのが何だか印象的でした。

UAのライヴを見たのは苗場で2度見ただけですが、どっぷり浸れたライヴとなりました。