松崎ナオ ワンマンショー@Zher the ZOO 代々木

yantera2006-09-29

98年に『正直な人』を聞いて以来、虜になってしまった松崎ナオさんのライヴへ。

5年振りのオリジナルアルバム『Flower Source』の発売を受けてのワンマンライヴ。
ちょっとしたイベントで頻繁にライヴは行っていたものの、こちらも1年振りのワンマンということもあって、かなりの入りとなっていました。

会場が暗転すると、ステージの袖でナオさんが「東京の空」を、ギターの爪弾きと共に、マイクを使わず歌いだします。
ググッと引き込まれます。
終わるとキーボードのとこへ向かいます。バンドはギター、ドラム、そしてなんとツインベース。湯浅崇さんのエレベに、アップライトタイプのエレキベースという5人編成。
『Flower Source』の曲を中心に新旧織り交ぜた展開。
嬉しかったのは「白夜の音」。CDではアウトロの急展開して流れ出す展開が素晴らしい(サックスは矢口博康さんに先日見たばかりの菊地さん)のだが、今回はギターの泣きのソロへと展開。そしたらナオさんは紙吹雪を客席に撒き始め、いい雰囲気でした。
中盤でゲストを迎え、ドブログのメンバーを交えての演奏。
11月にシングルカットされる「川べりの家」。染み渡る歌声がたまらないです。
懐かしい曲と「白いよ」の弾き語りも印象的。
同収録予定の「空の主張」もスタッフの方々がステージに現れ、首を曲調に合わせてとささやかなダンサー。たおやかに流れる空気な雰囲気がいいです。
終盤は、ナオさんがメロディオンを手にしたのを見て期待した「月と細胞」。イントロではメンバーで声を出して気合をいれます。本編ラスト「神様々々」へと雪崩れ込んでいき、メンバー紹介でリズムに合わせて名前を連呼していましたね。
アンコールでは、ステージ脇のスクリーンに映像が流れ始め、これは見覚えがあると思ったら、「prayer」のイントロ。この映像は月々で虹の最終日のステージでラストの「prayer」でも流された映像。この時はON AIR WESTだったんだよなぁ・・・。
そして、ナオさんが一番好きな曲と紹介し始まった「hello,goodbye」で穏やかな雰囲気に包まれてました。


思うところはあるのだが、ナオさんの今の等身大の世界に染め上がった楽しいステージでありました。歌詞とちり過ぎか。「あしたに花」はいささか残念でした。それにもっとせめぎ合う演奏と共に聞きたいところ。
とはいえ、12月にもワンマンライヴとうれしい吉報。