人斬り以蔵〜月狼〜＠青山月見ル君想フ

気になる石橋英子さんに、ドラムが外山さんということで、これは行かねばと。しかもミチロウさんも！！
とはいえライヴハウスの入りとしては寂しいのが残念。

石橋英子(vo,key)ケイタイモウジャビンビン(b)外山明(ds)
石橋さんの曲を曲間なしで最後まで展開。
ベースの方は、時折倍音唱法も使い、粘っこい音を響かせてました。
外山さんのドラムはここでも絶妙で、演奏をより鮮やかにしてましたね。｢夜鷹の星｣のようなゆったりな曲では随所に音を詰め、より劇的に。｢ベラのテーマ｣な疾走感のある曲ではタメを効かせて、深みを加えておりました。あまりにも素晴らしくて、何だか胸に染み入ります。即興も凄いけど、歌伴だとより鮮明に凄みが感じられますね。

NOTALIN'S
遠藤ミチロウ(vo,g)石塚俊明(ds)ロケット・マツ(key)
チェロの坂本弘道さんがぎっくり腰のため不参加。急遽、ロケット・マツの参加と相成ったとのこと。
のっけから石塚さんのタメの効いた極太な音で叩き出されるドラムに引き込まれてしまいます。
ロケット・マツさんはキーボード以外にもメロディオン、アコーディオンを弾き。特に｢Just Like a Boy｣｢我自由丸｣での哀切な音色は一層引き立てていていいですね。
本編締めの｢天国の扉｣は壮絶でありました。徐々に演奏に熱が加わっていきます。ロケット・マツさんは上体をゆらゆらさせながら鍵盤には引き裂くような手さばき、そのうえ笑顔なので逆に狂気を感じさせる演奏。ミチロウさんのヴォーカルも言わずもがな。弦が切れて、一本伸びて揺れているのも雰囲気を際立たせてました。
アンコールは｢蛹化の女｣。静かに始まり、中盤は激しく展開していきました。純ちゃんの詞なので、より胸は高まります。
思いがけない展開でしたが素晴らしかったです。