二階堂和美@渋谷club QUATTRO

二階堂和美(vo,ac-g)渋谷毅(p)生駒祐子:mama!milk(accordion,orgel)クスミヒデオ:赤犬(g)りしゅう:赤犬(b)だい:赤犬(ds)トキ(PA)


開演前には二階堂さんが広島で放送しているラジオ番組が流れておりました。

本日は2部構成とのことで、少し余裕をもって見ることができました。

さて始まると、生駒さんのオルゴールと二階堂さんの声が印象的に響き渡り、静謐な雰囲気で始まりました。意外な展開。

次の曲になると、二階堂さんの歌手ぶりがいかんなく発揮されていきます。もぅ歌う大振りなしぐさに表情と堂にはいっております。

今回は新旧織り交ぜた選曲で、むにゅむにゅしたエキセントリックさも伝わってきて、これは嬉しい展開。1999年の自主制作盤の「にかたま」の曲も演奏したのは驚きました。

両脇に渋谷さんのピアノに、何より生駒さんのアコーディオンがやはり印象的で、より雰囲気を引き立ててました。赤犬の三人のやくざな佇まいも素敵です。
「つるべおとし」は、どうもアルバムで叩いている外山さんのドラムを採譜して、演奏しているようで、なんとも変な感じで聞き入ってしまいました。大変そうでした。

アンコールは、YOUR SONG IS GOODを迎えてのさだまさしの「関白宣言」。これがまた何とも盛り上がりなナンバー。いまだに頭をぐるぐるしております。
最後は二階堂さん1人。本当は斉藤由貴の「卒業」をやる予定だったのですが、楽譜を忘れてしまって、実家のお父さんにFAXしてもらおうとしたら、違うのが届いたりで、断念。うー、いまだに生で聞いたことがない私奴としては残念。とはいえ、歌いだしたのは「愛の賛歌」。二階堂さんの歌声が際立っていて、素晴らしかったです。吹き飛びましたよ。

いやぁ、最近の王道歌手振りから幾分それ以前のエキセントリックさを取り戻していて、変幻自在な声色が際立っていて、個人的には嬉しく、とても楽しめましたです。
それにしても生駒祐子さんの佇まいは素晴らしかった。