広瀬淳二,大友良英,芳垣安洋@合羽橋なってるハウス

10/6@合羽橋なってるハウス
広瀬淳二(ts)大友良英(g)芳垣安洋(ds)


何度も通っているなってるハウスだが、ここで大友さんを見るのは初めて。
それにしても開演前まで男しかおらず。なのにいつもより集客があって、あまりのむさ苦しさに耐え切れず外に避難。何とかならないものだろうか。


演奏はゴツゴツしたインプロヴィゼーションが展開。
初っ端、大友さん芳垣さんと二人とも弓を手にしてたり。
広瀬さんのサックスは何だか地中から噴きあがったかのような響きでたまらないです。
大友さんは先日見た時とほぼ同じ印象だけど、クリップを弦に挟んだり、U字の溝つきの金属を押し当て引っ掻き回してました。ギターのボディーは案の定キズだらけです。
それにしても鋭角的に疾走していく芳垣さんのドラムは目が離せず凄まじいばかり。シンバルをスネアにのせてけたたましく鳴らしてたのもたまりません。

大友さんがアルバート・アイラーのゴーストなどの旋律を織り交ぜながらピックで爪弾き、広瀬さんのサックスが小刻みに鳴り渡る展開があったり。

ギターのフィードバック音とサックスの轟音が絡んだ瞬間は息を呑む凄まじい音でした。

アンコールでは大友さんが座っているドラムチェアーを回してキュッキュッ軋ませたりピアノの鍵盤の蓋を勢いよくバタンバタン開け閉めし、広瀬さんは椅子に片足をのせ太腿でミュートし吹き出し、芳垣さんはホイッスルやオルゴールなど使ってて、凄まじくも何だか和んでしまう雰囲気で締めてました。