John Zorn Special Night@新宿PIT INN

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John Zorn Special Night@新宿PIT INN
ジョン・ゾーン(as)大友良英(g)ジム・オルーク(g,electronics)巻上公一(voice,termin)guest:天鼓(voice)


会場は、1セットで5000円にも関わらず、既にチケットは完売で、すし詰めである。


メンバーがステージに上がると、ジョンが、「まきがみぃ」「おおともぉ」「おるーく」とメンバー紹介。
さっそく演奏が始まると、John Zornは椅子に片足をのっけて、腿でミュートさせて、摩擦音を響かせます。
タンキングで小気味よく破裂音を出し、突き抜けるような音を吹き出していて、凄まじいばかり。
Jim O'Rourkeは控えめにギターを爪弾いていたかと思いきや、ハーモニカやスネアの裏のバネにピックアップをつけミキサーで音を加工しながら音を出したり、端子を指で弄って音を出していて、その時の嬉々とした表情が印象深いです。
巻上さんはテルミンや声で変幻自在の音を繰り出してました。


中盤で、John Zorn×巻上公一に、大友良英×Jim O'Rourkeのデュオもあり。
特にJohnと巻上さんのデュオを見たかったので嬉しかった。短いのが悔やまれます。


客席にいた天鼓さんも、Johnに「てんこ」と呼び出され、凄まじい高音ヴォイスを出してました。
巻上さんは声に紙を押し付けたり、口琴をとっかえひっかえ使ってました。


しかし、大友さんはつくづくギタリストとして不器用だなという印象で、音の間が一本調子なギターの轟音で埋められてしまうのが、いささか苦痛でありました。
ソロやロック色の強い歌伴だとその面がよかったりするのだが、今回は全く受付けなかった。


良くも悪くも和やかな雰囲気でしたな。
それにしても2部はコブラのセッションで、あふりらんぽのぴかちゅうりっぷも参加していたりで、とても良かったようで、見れなかったのが悔やまれます。