『8時ダヨ!全員集合 〜真夏の女性シンガー祭り編〜』@国立地球屋

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8時ダヨ!全員集合 〜真夏の女性シンガー祭り編〜@国立地球屋
・SAYOKO(from サヨコオトナラ)
KEYCO
カルカヤマコト
Backed by JAMA-ICHI
SELECTOR Un.Canda
Belly Dance YOSHIE


JAMA-ICHIが、三人の女性シンガーを迎えて、それぞれ演奏が繰り広げられていくという、レゲエがコンセプトかな。
全くと言っていいほど、この手の周辺は見に行ったりってことはなかったので、ちょっとワクワクドキドキして行ったのだが。
やはり、完全に浮いている気がする、自分。ま、気のせいでしょう。
あまり詳しくないジャンルなれど、三人とも名前は知っている。
SAYOKOさんは、ZELDAだし、かわいしのぶさんの『回文堂』の出版記念ライヴにも出てましたね。
KEYCOさんは、なんと今度の日比谷野音での渋さ知らズのライヴのゲスト出演するのです。
カルカヤマコトについては、もう何も言いたくないな。詳しくは後述。


という訳で、トップバッターはカルカヤマコト
実は1番楽しみにしていたのだ。
アルバムの『カルカヤマコト』は愛聴してたし、あのしゃがれた個性的な声はひどく魅力的だった。
さて出てきたのだが、一体どうしたことか。
ステージにあがった瞬間からものすご〜い嫌な雰囲気を漂わせていた。
曲が始まって歌いだした瞬間、あの天性な歌声がどこへ行ってしまったんだ?声が全く響かない。
調子悪いのかなと思った矢先に、演奏をストップさせ、深いため息をついた。つきたいのはこっちだが。
英語の分からないバンドメンバーに英語で指示を出したり、もっとちゃんとやってよ、曲順も知らないの?、終いにはメンバーにあんた誰?と悪態をつき始める。さらに、何か匂うらしく臭い臭いと言い始める。この日は禁煙となっていたし、酒臭さもそんな感じなかったのだが。また、一体時計はどこのあるの!?と喚きはじめ、時間が分からないと落ち着かないと言う。メンバーが時間を伝えても、時計どこのあるの?とずーっと言っている。本当にどこか悪いんじゃないか。辛うじて、演奏が始まっても、すぐに止めてしまって、マイクに深いため息をつく。そんな光景がずーっと繰り広げられる。
ついに本人が、つまらないと思っている人は手を挙げてよと呼びかける。なんと後ろのバンドメンバーが手を挙げてしまう始末。さらに、今日のお客さん全員お金払っているの?と言い出す始末。さすがにこれは言っちゃいかんだろ。もちろん払っている。
不協和音な雰囲気の中で、ついに業を煮やしたドラムの方が退場。やはり最初の段階で止めるべきだったと思う。ここで退場したのは、このまま煮え切らない状態でステージが続くよりも、自分は誠意のある態度だったと思う。
とはいえ、こんな険悪な状況はまずいと察したのか、地球屋のママのエルさんがステージ前で声をかける。ふと胸をなでおろした瞬間だった。さすが、姐さん。
それで、最後にちゃんと締めようと、ドラムの方も戻り、演奏が始まる・・・、が結局、演奏を止められ、憮然とした態度で彼女はステージを降りて行った。
今まで見たライヴの中で、最も最悪なステージとなってしまった。カルカヤマコト、貴重なライヴをありがとう、そしてさようなら。
ちなみに帰り際に、彼女が自分の子どもをあやしている姿を見たが、あの後ではおぞましい光景にしか見えず、子どもの今後が大変心配になる程でした。


さて、完全に会場が凍りついてしまったところで、
KEYCOさんの出番。
本当にこのタイミングで、彼女のライヴを見れたことは感謝してもしきれません。
さっそく、8時ダヨ!全員集合というわけで、ドリフでお馴染みのメロディーを歌い、コールアンドレスポンスで、徐々に会場の空気を引き寄せて行きました。
会場の雰囲気が暖まったところで、本編へ。
JAMA-ICHIのメンバーも先ほどとは別人のようにイキイキしていましたね。
笑顔で溢れていて、無理してでも笑って、私も離婚を笑顔で乗り切ったよと、ポジティヴな空間がたまらなく良かった。
終盤で、友達をステージにあげていたけど、全く身内な雰囲気は皆無だった。それほど素敵な雰囲気だった。
渋さのゲスト参加も、全く問題なさそうで、是非見たいなと思いました。


トリは、SAYOKOさん。
スピリチュアルな方向に行き過ぎるきらいはあったけど、とても楽しめた。
何だかキュートな雰囲気も醸し出していて、小気味良かった。
「I'LL BE THERE」や「上を向いて歩こう」といった大味なカバーも、とても盛り上がりましたね。


1人を除いて、すこぶる楽しめました。
何故、こういったブッキングになってしまったのか非常に疑問でありますが、
そんな中でも、KEYCOさんとSAYOKOさんは最高に素敵でした。
またどこかで是非ライヴを見たいものです。